ご用意いただく工具類
パッキン及びベアリングユニット脱着用工具リスト
工具名 |
数量 |
対辺46スパナ又はラチェットレンチ |
1 ヶ |
対辺30スパナ又はラチェットレンチ |
1 ヶ |
対辺24スパナ又はラチェットレンチ |
1 ヶ |
対辺36スパナ |
2 ヶ |
対辺10スパナ |
1 ヶ |
対辺19スパナ |
1 ヶ |
六角L型レンチ(ロング)対辺12 |
1 ヶ |
六角L型レンチ(ロング)対辺10 |
1 ヶ |
プラスドライバー 中 |
1 ヶ |
エアチューブなど圧縮空気の吹き出しのできる設備 |
1 台 |
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1:準備
※ミキサー本体は、メンテナンス前に、
開口部が見えなくなる位置に回転しておきます。
- 制御パネルのブレーカーを落とします。
- 駆動軸ベルトを回して、軸受キーの切欠きを上に持っていきます。

- ミキサー下部の前後のガイド板を取り外します。
- ミキサー本体下部 左側にミキサー本体を保持する
「ミキサー保持金具」を装着します。
※この時に、ミキサー保持金具の前後を
間違わないように装着します。
- 「ミキサー保持金具」のアジャスターによって、完全にミキサー本体が、現状の位置を保持できるように調整しておきます。

ミキサー保持金具
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2:カバーを外す
- サイドカバーを取り外します。
- 操作パネルを開きます。
- 背面パネル2枚をはずします。
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3:減速機を外す
- ブルーの「パラマックス減速機」と架台を固定しているボルトを外す。(4か所)。

- 減速機を引き出し、移動するための「メンテナンス架台・減速機受けガイド」を装着します。
※このメンテナンス架台は減速機取り外しガイドがひもで止めてありますので、外します。

メンテナンス架台・減速機受けガイド
- 「メンテナンス架台」を減速機架台にビス4本で固定します。

- 「減速機取り外しガイド」を、「パラマックス減速機」に結合します。
挿入後、反対面からねじで2か所固定します。

- 「メンテナンス架台」を減速機架台にビス4本で固定します。
- 「減速機取り外しガイド」を、「パラマックス減速機」に結合します。挿入後、反対面からねじで固定します。
- 「減速機取り外しガイド」を、スパナを使って回転させ、減速機を引き出していきます。
※モーターから出ている太いケーブルを、フレームとの間に挟み込んでしまわないようご注意ください。
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4:減速機を外す(外れにくい場合)
- 前記の方法でうまく引き出すことができなければメンテナンス用ねじ切りシャフトを減速機の穴
にねじ込み、徐々に引き出していきます。
(時間がかかります)
※モーターから出ている太いケーブルを、フレームとの間に挟み込んでしまわないようご注意ください。

メンテナンス用ねじ切りシャフト
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5:反転ギアを外す
- 「反転用平ギヤ」を外します。
この時、外していくビスと、
この段階では緩めないビスが
あります。


- 「グリスニップル」も外します。
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6:駆動軸受ユニットを外す
- 「駆動軸受けユニット」を外します。このユニット自体を交換します。下図のねじ3本を外します。外してはいけないネジもありますので、注意してください。

-
「軸受取り外し治具」をまず軸受に装着固定します。軸受は大変精密にできているので、外す際も軸受を完全に平行に引き抜いていかなくてはなりません。
軸受取り外し治具の3本の軸を手動であたるところまで、ねじ込んでいきます。3本を平均に締め付けていくようにする必要があります。

軸受取り外し治具

- 「軸受取り外し治具」に、チェーンをかけます。
- 「軸受取り外し治具」を、レンチで回して軸受を抜いていきます。チェーンのおかげで均等に3軸が回っていきます。
- 軸受が外れたら、チェーンをはずします。
- 「軸受取り外し治具」を、をはずします。
- 「軸周り止めキー」を、はずします。
- 駆動軸受けユニットは、重く精密な部品ですので、安全に扱うために「駆動軸受けユニット治具」を装着します。

駆動軸受けユニット治具
- 駆動シャフトから「駆動軸受けユニット」を抜きます。
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7:清掃・グリスアップ
- 駆動シャフトおよび周辺を清掃します。
- シャフト内部にグリスを前面にうすく塗布していきます。手でまんべんなく塗布し、余っているグリスはふき取ってください。

グリス品番
クリューバシンス UH1 14-151(JABARA)
- 駆動シャフトにも、スプレーグリスを全面に塗布、手でならしておきます。

グリス品番
離型潤滑植物油 セハー330
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8:新しい軸受の取り付け
- 新しい軸受を準備します。軸受には装着方向がありますので、写真を参考に「駆動軸受けユニット治具」を装着します。

駆動軸受けユニット治具

「駆動軸受けユニット治具」取り付け方向
- 新しい軸受を装着します。 この時も、平行に挿入していかないと入りにくくなります。
※「軸受取り付けスぺーサー」を使えば、簡単に平行に挿入できます。
- 「軸受取り付け治具」のポストに、新しい軸受を挿入し、「駆動軸受けユニット治具」をはずします。
- 「軸受取り付けスぺーサー」を、シャフトにかける形で、隙間に挿入します。

軸受取り付けスぺーサー
- 「軸受取り付け治具」のギアを取り付けていきます。
「軸受取り付けスぺーサー」が挟み込まれる形になります。
<これで、軸受が平行になるように調整されました>
- 「軸受取り付け治具」のポストを3本装着します。当たるところまで手でしめて、スパナで固定します。

軸受取り付け治具
- ポストにギアを装着します。
- 装着できたら、「駆動軸受けユニット治具」ははずします。
- チェーンをかけます。チェーンで均等に歯車を回すことで、平行に軸受を挿入できます。
- 軸をレンチで回して、軸受を挿入していきます。固くて入らない場合は、再度平行を確認してください。
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9:組戻し
- 反転用平ギアを取り外す時と、逆の手順で装着していきます。まず、反転ギアをもどす前に、軸受の下図の3本のボルトを穴に差し込んでセットします。このボルトは、他より10mm短いものです。

10mm短いボルト
- 反転用平ギアを装着します。合計12本のボルトを平均にしっかりと締め付けていきます。
- 「減速機取外しガイド」を、スパナで回して減速機を元に戻していきます。
- 「減速機取外しガイド」、「メンテナンス架台」を取り外していきます。
- 背面パネルを装着して、操作パネルを閉じます。
- ミキサー本体保持金具をはずして、駆動部のメンテナンスは終了です。
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10:従動側軸受を外す
- 従動軸受側のパネルをはずします。
- 「ミキサー保持金具」を、従動軸受側のミキサー本体下に設置します。

ミキサー保持金具
- 軸受固定ボルト12本をはずします。(銀色のボルト3本ははずさないでください)
- 「支持ポスト」を一番上の穴に固定します。

支持ポスト
- 「軸受取り外し治具」を装着します。手でしっかりと止まるまでねじ込みます。

軸受取り外し治具
- 「軸受取り外し治具」に、チェーンをかけます。
- スパナで「軸受取り外し治具」の軸を回し、軸受をはずしていきます。
- はずれたら、「駆動軸受けユニット治具」を軸受に装着し、軸受をぬきとります。

駆動軸受けユニット治具
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11:清掃・グリスアップ
- 駆動シャフトおよび周辺を清掃します。
- シャフト内部にグリスを前面にうすく塗布していきます。手でまんべんなく塗布し、余っているグリスはふき取ってください。
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12:新しい軸受の取り付け
- 「支持ポスト」を、はずします。
- 「軸受取り付け治具」のポストを3本装着します。当たるところまで手でしめて、スパナで固定します。

軸受取り付け治具
- 新しい軸受を準備します。軸受には装着方向がありますので、写真を参考に「駆動軸受けユニット治具」を装着します。

駆動軸受けユニット治具

「駆動軸受けユニット治具」取り付け方向
- 「軸受取り付け治具」のポストに、新しい軸受を挿入し、「駆動軸受けユニット治具」をはずします。
- 「軸受取り付けスぺーサー」を、シャフトにかける形で、隙間に挿入します。

軸受取り付けスぺーサー
- 「軸受取り付け治具」のギアを取り付けていきます。「軸受取り付けスぺーサー」が挟み込まれる形になります。<これで、軸受が平行になるように調整されました>
- 「軸受取り付け治具」のギアにチェーンをかけます。
- 「軸受取り付け治具」の軸を、スパナで回していきますが、「軸受取り付けスぺーサー」を外すため、少し逆回転してゆるめてはずします。はずれたら、軸受をねじ込んでいきます。
- 「軸受取り付け治具」のチェーン、ギアをはずします。
- 「軸受取り付け治具」のポストをはずします。
- 軸受固定ボルト12本を取り付けて、締めこんでいきます。
- 受動軸受側のパネルを取り付けます。
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13:外部フィルタのメンテナンス
- 外部フィルタユニットのフードをはずします。
- 内部にある、フィルタをはずして、エアチューブなど空気を吹き出す機器で内側から空気を吹き出させ、ダストを除去・清掃します。
- フィルタをもとにもどし、フードも元に戻します。
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